偽日記(2) 2018.7.4~7.6 雨雨雨、ロックモキュメンタリー『スパイナルタップ』とティーンホラーの佳作『ルール』

2018年7月4日(水)

雨。

このところ仕事で新規の提案が出来ず。停滞。仕事とプライベート、生活全般を立て直さないとという気持ちになる。まず早めに寝よう。物事を効率的に進めるにはこれが一番。

 

 2018年7月5日(木)

大雨

文科省の高官が受託収賄で逮捕。補助金の採択の見返りに自分の息子を医大裏口入学させるというあり得ない話。似たような事件が数年前に韓国でもあった。今日はお客周りしつつ出先で商材の準備。昼に学生時代の先輩からメール。明日心斎橋で映画を見ることに。

 

2018年7月6日(金)

大雨。

昨日からの雨の勢い、まったく衰えず。もともと時間休を取るつもりだったがJR、私鉄が止まる可能性があるということで会社が早仕舞いすることになり15時過ぎに帰宅。幸い地下鉄は止まる感じはなく先輩と待ち合わせをしていたミニシアター「シネマート心斎橋」に向かい、ロブライナーのデビュー作『スパイナルタップ』を観る。


『スタンド・バイ・ミー』などのロブ・ライナー監督作!映画『スパイナル・タップ』予告編

 この作品が作られたのは1984年だが、日本では初公開。架空のイギリスのハードロックバンドの全米ツアーに密着したいわゆるモキュメンタリー(架空のドキュメンタリー)映画で、幼なじみであるバンドの中心メンバーの仲を引き裂く女(オノヨーコがモデル?)、メンバーの死(加入するドラマーがなぜか死ぬ。他人のゲロを詰まらせて死んだというくだりは笑えた。)節操なく、良く言えば柔軟に変わっていく音楽性(スーツで棒立ち歯を見せて笑顔で歌う初期ストーンズスタイルからのフラワームーブメントへの接近、その終焉とともにハードロック路線へ転換)、などありとあらゆるロックのあるあるがぶち込まれていて面白かった。

ロブライナーといえば『スタンドバイミー』のイメージが強く、その彼が80年代にこういう笑いの要素が強いメタフィクション的な映画を撮っているとは意外。映画館を出た後はタイ料理屋で食事、バーブバリの話やら日本についてやら取り留めなく話す。先輩は10日にタイに帰るのでしばしのお別れ。

帰宅後、Netflixで『ルール』というホラー映画を観る。


『ルール』 予告編

オープニングにうっすらと記憶がって、途中でああこれ学生時代に観たことあると気づく。スクリームとかラストサマーとか90年代後半から2000年代初頭ぐらいに流行ったティーン向けのホラー映画の流れを汲む作品なのだが、アメリカの都市伝説をうまく取り入れていてなかなか面白い。アメリカの大学は寮生活が基本で一つの町のようになっていること、歴史的の長い東部の大学を舞台にしていて雰囲気に趣があるのもよかった。